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- 簡単! KX_Term20 Q&A v2.48 以降対応版
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- これは、Q&A 形式の質問ドキュメントです。KX_Term20 の本当のドキュメントは
- kxterm20.doc です。
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- ● KX_Term20 ってなんですか?
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- ウィンドウ用の通信ソフトだと思って下さい。パソコン通信用として、他に
- も UNIX 等の端末として使えるように作られています。ウィンドウ上ですか
- ら、通信中にまったく別のことができるという利点がありますよ。
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- ●インストール方法は?
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- 用途によっていろいろかわってきますが、ただのターミナルにするなら、難
- しいことはいっさいなくて tmsio を組み込んだ状態で k20.win を実行すれ
- ば OK です。
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- パソコン通信用に活用するなら kxterm20.doc の最初の方の説明どおりにす
- れば大丈夫です。
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- ●パソコン通信用として自動ログインするには?
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- k20menu.win を使用して、ウィンドウ上でダイアログから対話的に登録、修
- 正できます。(簡単)
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- KX_Term20 からメニューを出すには、[F5] またはポップアップメニューから
- 実行して下さい。
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- ●自動ログインを途中でやめるには?
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- ポップアップメニューの 'Break' を選んで下さい。その後 [RETURN] キー
- を何度か押します(モデムのダイアル処理を中断させるため)。
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- ● 14400bps モデムを持っているのですが、14400bps の設定がみあたりません
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- 最近のモデムはどれも高速通信を行うために同期転送をしたりデータをモデ
- ム間で独自に圧縮を行ったりします。ですから実際は 14400bps モデムとは
- いっても、本当の速度はそれを越えてずっと高速です。パソコンは、モデム
- の能力を最大限引き出すためにモデムの通信速度より数倍速い速度で繋がな
- ければなりません。具体的にいいますと次のようになります。
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- モデムの種類 KX_Term20で設定する通信速度
- 2400bps MNP/V.42(bis)モデム 9600bps
- 9600bps MNP/V.42(bis)モデム 19200bps または 38400bps
- 14400bps MNP/V.42(bis)モデム 19200bps または 38400bps
- 28800bps MNP/V.42(bis)モデム 38400bps
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- この場合、必ずハードフロー制御はオン(RTS/CTSと表示される)にして下さい。
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- ●NIFTY-Serve へ自動ログインするには?
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- NIFTY-Serve 用のオートログインサンプルマクロを付属しています。
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- nifty1.k20 FENICS ROAD 1 でオートログインするためのマクロ
- nifty2.k20 FENICS ROAD 2 でオートログインするためのマクロ
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- この2つのファイルをそれぞれ書き換え、自分の ID やパスワードを設定し
- ます。その後 k20menu で電話番号や設定を行います。その時比較文字列の部
- 分に &nifty1 または &nifty2 とだけ書いておきます。
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- なお、BPLUS のダウンロードプログラム自動起動や、FENICS ROAD 1 の自動
- ログアウト等を設定することもできます。詳しくは kxnifty1.doc を参照し
- て下さい。
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- ●ハングアップ時の対処方法は?
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- ターミナル部がおかしくなったら(アトリビュートなど)ポップアップメ
- ニューの 'TermReset' を選んで下さい。
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- 念のため、Break でプログラムをストップさせておきましょう。
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- どうしても直らない時は k20.win を close して起動し直します。この場合
- その間送られてきたデータは tmsio が受信してますので、バッファ容量内
- であればデータは失われません。
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- ●マクロが途中で止まったりうまく動かないのですが
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- マクロの実行には環境変数を使うものがあります。あらかじめ COMMAND.X
- 等の環境領域を多目に確保しておいて下さい。(COMMAND.X の /E スイッチ)
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- ●シェルに fish を使っているのですが、うまく動かないマクロがあります
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- fish を使っている場合は、必ずチャイルドプロセス用に環境変数領域に余
- 裕を持たせておかなければなりません。これは envmargin というシェル変
- 数を使って設定します。
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- <例> (4Kbyte の予約領域指定)
- set envmargin=4096
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- ●行入力モードはありませんか?チャットしていて不便なのですが
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- 今回から専用プログラム chatwin を付属しています。ポップアップメニュー
- から LineEdit を実行してみて下さい。ヒストリなどさまざまな機能があり
- ます。詳しくは chatwin.doc を参照してみて下さい。
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- 内蔵の簡易行編集もあります。[F3] キーを押してみて下さい。行入力モード
- を切り替えできます。
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- 1行分ローカルで編集したあと、[RETURN] キーで改行付きで送信されます。
- (CTRL+J だと改行なしで送信)
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- また行編集コマンドは Emacs 配置と ED.X 配置を切り替えできる親切設計
- です。
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- CTRL+[_] [e] Emacs モードへ移行
- CTRL+[_] CTRL+[_] Emacs モード解除
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- 環境変数 KOWINKEY に emacs と設定してあれば起動時から Emacs モードに
- なります。
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- ●ログファイルの切り替えを行なうには?
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- [F8] を押すと、保存するログファイル名を入力くることができます。また、
- ログ記録の ON/OFF は [F9] でいつでも行なうことができます。
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- ●通信中にバックログを見るにはどうしたらいいのでしょうか
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- ウィンドウ右端のログバーをクリックするか [UNDO] キーで、簡易ログウィ
- ンドウが開閉します。マウスや [ROLL UP]、[ROLL DOWN] でスクロールさせ
- てさかのぼることができます。
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- ●それ以上ログをさかのぼるにはどうしたらいいのでしょうか
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- view.win や tview.win が必要です。デフォルトの設定では、[OPT.1]+[UNDO]
- キーを押すたびにログファイルを tview.win に読み込むことができます。
- [OPT.1]+ のキー操作やマウス操作でログファイルを参照できます。
- (tview.win では view.win と違って読み込みファイルサイズに制限があり
- ません)
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- ●テキストファイルをアップロードしたいのですが
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- KF 等からウィンドウの中に、マウスでファイルをつかんでくるだけです。
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- [F7] を押して、キーボードから直接アップロードファイル名を入力するこ
- ともできます。この場合、できるだけファイル名はフルパスで書いて下さい。
- ウィンドウという性質上、カレントディレクトリが不明確になるからです。
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- ●バイナリーファイルを転送するには? (X/Y-MODEM)
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- ・X-MODEM, Y-MODEM ダウンロードの場合
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- 受信する段階になったら、ポップアップメニューからそれぞれ以下の項目を
- 選んで実行します。
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- X-MODEMダウンロードの場合 「X/Y Down」
- Y-MODEMダウンロードの場合 「X/Y Down」
- Y-MODEM-Gダウンロードの場合 「Y-G Down」
- Y-MODEM-G-batch ダウンロードの場合 「YGbatDown」
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- 上記以外の方法(Y-MODEM-batch等)でダウンロードする場合は、[F4] を押し
- てメニューをだし、そこから番号で選択して下さい。
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- ダウンロードしたバイナリファイルは、WSRV.RC の LogDir で指定したディ
- レクトリに格納されます。
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- ・X-MODEM, Y-MODEM アップロードの場合
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- Y-MODEM-Gアップロードの場合は、ポップアップメニューから「Y-G Up」を
- 選んで実行します。それ以外の方法でアップロードする場合は、[F4] キー
- を押して番号で選んで下さい。
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- その後左上に KoPro のウィンドウが出るので、その中に KF 等からアップ
- ロードするファイルをつかんでくるだけです。(KoPro のウィンドウに持っ
- ていきます)
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- この辺はテキストファイルのアップロードとまったく同じです。
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- ●バイナリーファイルを転送するには? (ish)
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- ・ish を使ってファイルをダウンロードする場合
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- ログファイル保存をしておき、あとから aish.x 等のデコーダを使ってログ
- からバイナリファイルを取り出します。
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- この他にも、付属の ishdown マクロを使うことができます。
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- 1) HOST の ish 送信待ち状態になったら、ポップアップメニューの
- 「ish Down」を選んで下さい。( HOSTPRO-68K 系の BBS では「送
- 信しますか ([Y],N) >」とか出ている状態です)
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- 2) 「開始コマンド?」と出たら HOST の送信開始コマンドを入力して
- 下さい。( HOSTPRO-68K 系ではここで Y [CR] と入力します)
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- 3) ダウンロード経過が表示されていくので、最後まで終わったことが
- 確認できたら [RETURN] キーを押して下さい。
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- その場で自動展開しバイナリを取り出しますのでログファイルにも ish 部
- 分は残りません。。ダウンロードしたバイナリファイルは、WSRV.RC の
- LogDir で指定したディレクトリに格納されます。
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- ・ish を使ってバイナリファイルをアップロードする場合
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- ポップアップメニューから「ish Up」を実行します。左上の方に KoishEnc
- というウィンドウが開くので、そこにアップロードすべきファイルを KF か
- ら転送して下さい。(KoishEnc のウィンドウに持っていきます)
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- KoishEnc は送信が終わっても勝手にクローズしません。そのまま続けて他
- のファイルも転送することができます。クローズする時はクローズボタンを
- クリックして下さい。
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- ●KX_Term20 上で文字を打つと、止まってしまって何もできなくなってしまいます
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- これはフロー制御が働いているためで、相手が接続されていない、または電
- 源 OFF のためデータの出力待ちをしている状態です。もしブロックしてウィ
- ンドウ処理が止まってしまったら、慌てずにモデムならモデムの電源を ON
- にしてみて下さい。
- この状態は、しばらく放っておけばタイムアウトして勝手に復帰します。
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- ●UNIX ワークステーションに KoPro で転送を行うとうまくいきません
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- WS 側で xmodem 3.9 というプログラムを使用している場合には、-e という
- オプションが必要です。xmodem -rbe などなど。
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- ●X/Y-MODEM 以外のバイナリー通信プロトコルには対応していないのですか?
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- 特に Ko-Window 上では X/Y-MODEM 以外の対応プログラムはありません。
- (はっきしいって、その他のプロトコルに対応したネットを知らないのだ)
- ですが、もちろん KX_Term20 からそれぞれのプロトコル転送に対応するコ
- マンドを走らせることはできます(bpl.xなど)。もちろんその間他の処理は
- ストップしてしまいますが、どうやら BGDRV がうまく利用できるようです。
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- 実際、バックグラウンド(BGDRV使用)で B-plus のプロトコル転送プログラ
- ムを走らせてうまく行くという報告もあります。
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- とはいっても、何せ作者が X/Y-MODEM 対応のネットしかしらないので詳し
- いことはわかりません。でも proto.k20 のように一時的に KX_Term20 の動
- 作を止めて、tmsio のパラメーターを正しく合せてからバックグラウンドで
- プロトコルプログラムを走らせるなら不可能ではないようです。
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- さまざまな実験結果報告をお待ちしています。
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- ●テキストのアップロード時に文字化けするんですが
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- もう一度モデムとの接続やフロー制御を確認してみて下さい。通信時の文字
- 落ちはたいてい、フロー制御のミスが原因です。
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- どうしてもというのでしたら行間ウエイトを増やしてみて下さい。ネット設
- 定の OPT の項目で、1/100 秒単位で設定することができます。
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- ●行間ウエイトを入れても文字化けします。比較転送はできないんでしょうか
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- 残念ながらできません。改行待ちなど比較転送に対応していないのはきっと
- 作者が大手ネットに一切加入していないからでしょう。きっと要望が多けれ
- ば作者も重い腰をあげる…かな?
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- ●ファンクションキーに文字列定義はできますか?
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- はい極めて自由な設定が可能です。例えば F06.k20 というマクロファイルを
- 作っておいて、中に
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- &rsput "文字列"
-
- と書いておけば、[F6] を押すたびにその文字列を転送してくれるようにな
- ります。ですからどんな長い文字列でも文章でも大丈夫。
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- [CTRL] や [OPT.1] との組み合わせて多彩な定義ができますので、
- kxterm20.doc の「●ファンクションキーマクロ」の項目を参照してみて下
- さい。
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- ● BBS 毎にファンクションキーの内容を変更したいのですがどうしたらいいでしょう
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- それぞれのファンクションキーの定義を
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- &rsput "\$(FN01)"
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- などのように環境変数内容を取り込む形で書いておきます。そして、ネット
- 毎のアクセスマクロ内で、これら環境変数を定義しておけば大丈夫です。
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- ●ウィンドウサイズは変更できないのですか?
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- 残念ながら、使用中リアルタイムにウィンドウをリサイズすることはできま
- せん。ただし、起動時にオプションスイッチ -l でウィンドウの行数を変更
- することができます。
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- <例>
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- k20 -l24 これがデフォルトです。80文字×24行表示です。
- k20 -l25 -f16 16dot FONTで80文字×25行表示です。
- k20 -l40 -f12 12dot FONTで画面いっぱいの 40行表示です。広くて便利
- k20 -l48 -f10 さらに広い 48行表示です。もちろん10dotFONT時
- k20 -l80 -f10 最大の80行表示です。画面モードを1024x848にしないと入
- りきりません
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- ●環境変数 K20TEL を設定したのに k20menu で集計してくれないのですが・・
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- 環境変数 K20TEL はちゃんと大文字の名前にしましたでしょうか?
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- Human68k では、環境変数の大文字小文字は明確に区別されます。ですから、
- 必ずドキュメント通りに大文字小文字はちゃんと区別して指定するようにし
- て下さい。
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- ちなみにこのプログラムではオプションスイッチの大文字小文字も区別して
- います。
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- ●上に重なっていたウィンドウを退けたら反転表示が通常表示になっていました
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- これは KX_Term20 のターミナルエミュレータ部分が表示文字のアトリビュー
- トの保存を行っていないからです。部分的な反転表示等は再描画で通常表示
- に戻ってしまいますが、バグとかではありませんので、表示以外に問題はあ
- りません。どうか気にせず使用して下さい。
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- ●簡易バックログを表示しているとたまに表示がおかしくなります
-
- これは簡易バックログを表示している時になんらかの文字を受信してスクロー
- ルが起こると、バックログウィンドウの表示と内部情報が一致しなくなって
- しまうために起こります。これも表示だけの問題で、他にバグとかの問題が
- 起こるわけではありません。
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- スクロールのたびに毎回バックログウィンドウを更新するよりは、この方が
- 静止画面でログを見ていられ、かつ処理も軽いのでそのままにしています。
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- ● 38400bps 以上の速度には設定できないのでしょうか?
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- できます。k20menu.win では対応していませんが、setparam.k20 マクロで
- は tmsio でサポートしている 52080bps , 78125bps 等にも設定できるよう
- になっています。また、例えば
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- ・k20.win を起動する
- ・Command.win で tmsioctrl.x を使い、「tmsioctrl 78125 [CR]」
- と実行する
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- というような方法でも、設定速度を切り替えることができます。
- 具体的な通信速度については tmsio のドキュメントを参照してみて下さい。
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- 作者は、X68K を2台クロスケーブルで直結し、双方で KX_Term20 を起動し
- て 78125bps でファイルの相互転送をする、というような実験を何度か行っ
- たことがあります。ハードフローの設定さえしっかり行っておけば、実際に
- 78125bps 相当の速度が出ているのかどうかは別として、ファイルの転送自
- 体は特に取りこぼすこともなく、ちゃんと行われているようです。(ちなみ
- に無改造の 10MHz の X68000 PRO と 16MHz の X68000XVI 間で行いました)
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- ● UNIX 端末として RS-232C 接続して、エディタとかちゃんと動きますでしょうか
-
- そのあたりの機能もしっかりつくってありますし、開発者がもともと自宅の
- WS の UNIX 端末として X68000 を長いこと接続していますのでかなりの動
- 作実績があります。
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- Emacs, vi, などのスクリーンエディタに始まり、uum / sj3 の端末用日本
- 語変換フロントエンドや vtwin (TERM 設定を k20vt にする) までもが動作
- 確認が取れています。
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- 現在 10MHz のノーマル機種を NEWS(本体のみ) のコンソールとして運用中。
- さらに、こちらも 10MHz のノーマル機種を IBM の PowerStation 320H に、
- 38400bps 接続で端末として長いこと使用していますが問題ありませんでし
- た。
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- IBM PowerStation RS/6000 320H (AIX3.1) 38400bps で接続
- SUN SPARC station ELC、 19200bps (38400bps はだめ)
- SUN3/470 ハードフロー設定ありで 38400bps 接続
- SONY NEWS 旧タイプ(NWS800他) WS 側が 9600 で限界なため 9600bps 接続
- NEC Communication saver、19200bps(CS側の限界) で接続
- AIWA PV-A24VM5 モデム, 端末固定速度 9600bps(MODEM側の限界) で接続
- OMRON MD96FB5V モデム, 端末固定速度 38400bps で接続
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- 長期間において、X68000 を KX_Term20 を使って接続して使用していた環境
- は上記のとおりです。38400bps までついてくる端末として重宝しています。
- 使用機種は CZ-652C(PRO), CZ-662C(PRO2), CZ-600C(初代), CZ-634C(XVI)
- 全部無改造です。(一時期大学に X68000 が3台あったのだ!)
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- ● UNIX 端末に使いましたがどうもエディタがうまく動きません
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- TERMCAP の設定があっていないのでしょう。付属の termcap を自分の HOME
- にでも転送しておき、
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- csh 系
- setenv TERMCAP $HOME/termcap
- set term=kxterm
- bsh 系
- TERMCAP=$HOME/termcap
- TERM=kxterm
- export TERMCAP TERM
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- のように実行します。もしそのシステムで terminfo が使われているようで
- したら、TERMCAP の代りに環境変数 TERMINFO にディレクトリを設定してか
- ら tic コマンドで付属の kxterm.ti をコンパイルして下さい。kxterm.ti
- がもし付属してなければ、termcap からコンバートするプログラムを使って
- 下さい。例えば、SunOS4 なら /usr/5bin/captoinfo です。
-
- kxterm.ti を root になれる人に頼んで直接システムにインストールしても
- かまいません。
-
- (tic は /usr/5bin に入っている場合があります)
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- できるだけ付属の termcap (kxterm.ti) ファイルを使うようにして下さい。
- その方が処理も速くなりますし、動作するプログラムの幅が大きくなりま
- す。
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- なお、スクリーンエディタで用いる時は、自動スクロール可変機能は OFF
- にして置いた方がいいでしょう。(スクロール行数を1にする)
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- ● TERM の設定が vt100 ではなぜだめなのでしょうか?
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- ダメなわけではなくて、-V や -V2 オプションの使用によってちゃんと動作
- します。ただし実際の vt100 設定は、システムによっては WAIT キャラク
- タが転送されたり、不用なコマンド文字列が送られてきたりする場合があり
- 動作が(わずかですが)遅くなる可能性があります。この辺はそのシステムで
- の実際に install されている termcap の設定に依存するので一概にはいえ
- ませんが、専用の termcap ファイルを使った方がいいのはいうまでもあり
- ません。
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- ですから、ぜひ付属の termcap ファイルを使って下さい。
-
- そうでなければ、TERM は xterm に設定して下さい。起動時に -V スイッチ
- をつけると完璧に動作します。スクリーンセーブもきくので個人的にもお勧
- めです。-V と -V2 オプションは、実際に動作テストしてシステムによって
- 使い分けて下さい。
-
- (注: -V スイッチの設定はマクロ内からも切り替え可能です。メニュー等に
- 登録しておくとポップアップメニューでターミナルモード切り替えができる
- ようになります)
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- ● X68K を UNIX 端末につなげた時に便利なツールを教えて下さい
-
- X68K の本体には通常 RS-232C 端子は1つしかありませんので、UNIX 端末に
- しても1つ分の画面しか出すことができません。そのため Emacs なら Eacsm
- というように通常作業は同時に1つしかできないのですが、UNIX 側で工夫す
- ることによって、複数の画面を作り出すことができます。
-
- 1) WS 側で vtwin を install しておく
-
- vtwin は画面を上下2分割して2つ分の端末として働くようにするソ
- フトです。KX_Term20 を 10dot フォントで縦に 50 行くらいにして
- 起動しておくと、ちょうど 80x24 ×2 分の端末として使えます。た
- だしウィンドウ間の移動や操作が Emacs と同じであるため、vtwin
- 上で Emacs を使うと若干煩わしくなってしまいます。vi なら問題
- はないはずです。
-
- 2) WS 側で screen を install しておく
-
- 今のところこれがいちばんのお勧めです。screen は画面の分割で
- はなく、切り替えによって複数の画面を実現するためのソフトです。
- これを install しておけば、画面を多数切り替えながら作業がで
- きてたいへん便利です。
-
- 3) UNIX のサスペンド機能を使う
-
- rlogin コマンドで他のマシンにアクセスすると、rlogin そのもの
- をサスペンドさせることができます。([CR] ~ C-Z) この場合、実行
- しているプロセスそのものはサスペンドしないので、簡易 screen
- のように fg %? コマンドで複数の rlogin を切り替えながら作業
- することができます。結構面倒ですが csh 以降のシェルではサス
- ペンド機能がついているので、特にソフトを install する必要は
- ありません。もちろん rlogin でなく telnet でもサスペンドはで
- きます。
-
-
- ● X68K <-> UNIX 間でのファイル転送方法は?
-
- ・テキストファイル X68K -> UNIX
-
- 端末として接続し、すでに WS にログインしている状態であるとし
- ます。WS 側で
-
- % cat > file [CR]
- ~~~~~~~~~~~~~~~
- と実行するとキー入力待ち状態になります。この時 KF から転送し
- たいテキストファイルを KX_Term20 までドラッグすると、アップ
- ロード転送を行います。([F7] を押して直接ファイル名を書き込ん
- でもよい) 終わったら CTRL-D を入力して下さい。これで file に
- アップロードした内容が格納されます。
- ただしこの場合、タイムスタンプ等の情報は保存されません。
-
- ・テキストファイル X68K <- UNIX
-
- 端末として接続し、すでに WS にログインしている状態であるとし
- ます。[F8] を押して、格納するファイル名を入力して下さい。(で
- きればフルパスで) その後 WS 側で
-
- % cat file [CR]
- ~~~~~~~~~~~~~
- のように実行すると、その内容画面に表示されます。この表示され
- た画面の内容が先程指定したファイルに全部書き込まれています。
- 表示が終わったら [F9] を押して下さい。ログ保存が終わります。
- ただしこの時ログファイルには、最初のキー操作 (cat file) 等も
- 含まれているので注意して下さい。あとでエディタで編集が必要で
- す。またこの場合もタイムスタンプ等は保存されません。
-
- ・バイナリファイル X68K -> UNIX
-
- ここでは ish を使う方法を説明します。まず WS に aish を install
- しておいて下さい。(1995 7/25 現在 aish112uTEST.tar.gz )
- WS 側で次のように実行します。
-
- % ishcat [CR]
- ~~~~~~~~~~~
- するとキー入力待ちになるはずです。X68K 側では koishenc.win を
- 起動して下さい。kf から koishenc へ転送したいファイルをドラッ
- グするとアップロードを開始します。CTRL-D を押して ishcat を終
- 了させます。
-
- この場合はバイナリ転送なので、ファイル名やタイムスタンプ等も
- 保存されたまま転送できます。
-
- ・バイナリファイル X68K <- UNIX
-
- ここでは ish を使う方法を説明します。X68K 版 aish.x と、UNIX
- 版 aish を入手し、それぞれ install しておいて下さい。まず、
- X68K 側でテキストファイルの転送と同じようにログファイルを保
- 存します。具体的には [F8] を押して保存するファイル名を入力し
- て下さい。
- その後 WS 側で次のように実行します。
-
- % ishcat -7 file [CR]
- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
- 終わったら [F9] を押してログ保存を止めて下さい。ログファイル
- を保存したディレクトリに移動して、aish logfile と実行して下さ
- い。ファイルができます。
-
- この場合はバイナリ転送なので、ファイル名やタイムスタンプ等も
- 保存されたまま転送されます。
-
- 上記説明はバイナリ転送で ish 転送を用いましたが、実際は XMODEM や
- YMODEM などを使うこともできます。ただしこの場合、XMODEM/YMODEM で通
- 信するプログラムが UNIX 側に install されていることが必要で、かつ WS
- 側の RS-232C 設定が 8bit 透過になっていなければなりません。
-
- なおどうしても UNIX 版 aish (または ish) が install できない、という
- 場合は uuencode を使うこともできます。
-
- ・uuencode による転送 X68K <- UNIX
-
- UNIX 側で「uuencode file file」と実行すると画面に文字が連続
- して表示されます。それを X68K でログ保存しておいて
- aish logfile と実行します。
-
- ・uuencode による転送 X68K -> UNIX
-
- X68K で aish -u file として file.uue を作っておきます。UNIX
- で「uudecode」と実行すると入力待ちになるので、file.uue をアッ
- プロードして下さい(kf から k20.win へドラッグ or [F7] を押し
- てキー入力)。CTRL-D で uudecode が終了し、ファイルが出来上が
- ります。
-
- 注意: uuencode/uudecode による転送では、転送中のエラーが判定できませ
- ん。注意して下さい。
-
-
- ●どうもコマンド実行時にメニュー操作が煩わしいのですが
-
- 上記の説明に出てきたコマンドやキー操作のほとんど全部が KX_Term20 のマ
- クロで書かれています。つまり付属の *.k20 や WSRV.RC を書き換えるだけ
- で実に幅広いカスタマイズが可能になっています。(恐ろしいほどの自由度
- です)
-
- たとえばプロトコル転送等も、Y-MODEM-G しか使わない人は、それだけを
- [F4] に設定しておけばかなり操作が楽になりますよ。
-
-
- ●付属のゲームで遊ぶには?
-
- マクロの使用例として、簡単なゲームが付属しています。(ゲームがついて
- くる通信ソフト!!)
-
- k20.win を起動したら [F1] を押し、「exec macro?」のところで
-
- dice [RETURN] ->ダイスゲーム
- puzzle [RETURN] ->パズルゲーム
-
- と、2つの簡単なゲームを走らせることができます。dice の方の遊び方は
- dice.k20 のコメント部を参照して下さい。
-
-
- ● Ko の上に TERM と名のつく別のプログラムがいっぱいありますけど…?
-
- ざっと並べてみると
-
- ・MiniTERM.a C言語用のライブラリ。C言語関数の入出力をターミナルへ
-
- ・KX_Term20 通信ソフト。RS232C の入出力をターミナルへ
-
- ・BG-Term 別スレッドの入出力をターミナルへ
-
- つまり、入出力の源がまったく異なるにもかかわらず、作者の開発した
- Ko-Window 用のターミナルエミュレートルーチン(エスケープシーケンスエ
- ミュレータ)を使ったプログラムには、無条件に Term という名前を与えて
- いるだけらしいです。安易ですね。
-
-
- ●作者に連絡したいのですが
-
- 一応、以下のところにメールを出すと連絡がつくはずです。転載者に問い合
- わせてみて下さい。
-
- SPS-NET: SPS0783 COR. (福島市 0245-46-1167)
- DenDen-NET: DEN0006 COR. (米沢市 0238-26-3444)
- InterNetMail: oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
-
- なお、大手ネット Nifty,PC-VAN 等でも上記 InterNetMail のアドレスに
- メールを出すことができます。また InterNet からでんでんネットへ入る
- ことができます。
- UNIX の場合 > rlogin bbs.yamagata-u.ac.jp -l den
- telnet の場合 > telnet bbs.yamagata-u.ac.jp [CR] login:とでたらden[CR]
-
-